YSLAとは?
YSLAとは山口県学校図書館協議会の略称です。小学校教育研究会(小教研)、中学校教育研究会(中教研)、高等学校教育研究会(高教研)の学校図書館部をもって編成されています。学校図書館の活性化をめざし、また読書感想文・読書感想画・読書ノートなどの各種コンクールの県審査を行っています。組織は、小・中・高それぞれの研究部、司書教諭部、事業部、総務部の四つの部会からできています。
学校図書館は学習・情報センター機能として様々な資料・情報の活用を通して子どもたちの「自ら学ぶ力」をはぐくむとともに、読書センター機能として読書を通して子どもたちの豊かな人間性をはぐくむ場所です。近年、注目されているPISA型学力を身につけるためにも、学校図書館の果たす役割はますます重要となるでしょう。
YSLAの歴史
山口県学校図書館協議会は平成26年に創立60周年を迎えます。
昭和23年に文部省は学校図書館の手引きを発行し、学校図書館の意義と役割を示しました。それを受けて昭和25年2月、全国の有志教員によって全国学校図書館協議会が結成されました。山口県は各地区で逐次組織ができつつあったのを待ち、昭和30年6月12日、第1回山口県学校図書館研究大会(徳山市)で、山口県学校図書館協議会の結成を採択しました。発足と同時に、全国SLAに加入し、山口県図書館協会にも加入しました。
昭和40年代に入って、小・中・高等学校に研究団体として小教研、中教研、高教研が創設され、国庫補助によって研究活動が行われるようになりました。今まで任意の学校が参加し、有志の教員によって運営されていたYSLAは以後、山口県の全ての学校が参加することになり、昭和51年度、YSLAは事務局役員会議で、基本的な運営方針を決定し、YSLA会報の発行、研究院生徒の確率「読書のしおり」「わたしの読書」の刊行普及、各コンクールの充実発展をめざして計画を進めるようになりました。
昭和59年、何年かにわたって全国SLAから要請を受けてきた全国大会山口県開催を行いました。大会主題として「21世紀の教育をひらく学校図書館」を掲げ、①自ら学び自ら考える子どもを育てよう。②子どもに新の読書の楽しみを発見させよう。③親しみやすく魅力ある学校図書館をつくろう。の3点において、セッション方式による多種多岐にわたる大会となりました。
全国大会をきっかけとして、組織はより強固となり、様々な活動が定着し、平成6年には40周年記念式典を開催しました。
平成15年度に12学級以上の全ての小・中学校に司書教諭が発令されたことを契機に今までの司書部会を廃止して、新たに司書教諭部会を設けました。翌年は50周年を迎え、記念誌を発行。平成21年度の中国大会(下関大会)まで、定期的に県大会と中国大会を行ってきました。
次回の「60周年記念大会」となる県大会は平成26年度光市で行われます。